SixTONES「NAVIGATOR」と富豪刑事に関する感想と考察
NAVIGATOR、めっちゃいいな……と思ってから早一か月、すっかりSixTONESの沼にずぶずぶしています。
そのNAVIGATORが主題歌であるアニメ、「富豪刑事」なんですが。いや~このブログを書いている現在8話まで放送されているんですが、面白くなって参りましたね。この先の展開が楽しみで仕方がないんですが、その前に自分が考えた考察を、感想と合わせて残したいと思います。放送されちゃったら書けないからね!!
※ガッツリ富豪刑事8話までのネタバレあります
NAVIGATORという主題歌
正直、最初の感想は「悪くはないが、アニメの主題歌としては微妙」でした。
皆さんがドラマやアニメ、映画の主題歌に求めるものって何ですか?
個人的に主題歌の役割は、OPであれば、カッコよく盛り上がりがあり、その後のアニメに対する高揚感を底上げすること。EDなら、アニメが終わった後の、余韻に浸る時間に寄り添ってくれることだと思っています。
この点に関して言えば、NAVIGATORは完璧だと思います。音楽は詳しくないのでわかりませんが、イントロから気分がブチ上がるのは私だけじゃない筈。サビ前のHey you!!もサビの盛り上がりを支援して、OPとしてサイコーの高揚感を見ている人に与えてくれるんじゃないですかね。
じゃあ何が微妙だったのか。厳密には、「アニメを2話しか見ていない時点で、私が勝手に微妙だと判断を下したのはどこか。」
それは歌詞です。
勿論曲も大事です。でもそれ以上に重視されがちなのが、「歌詞がどれだけストーリーやキャラクターとリンクしているか」という点だと思います。(個人の体感です。中には何よりもメロディが大切!って方もいると思います。)
この点に関して、NAVIGATORの初見の印象は「わかりにくいなぁ」でした。
比喩が多いというか、概念的というか。比喩も何を表してるのか分からない、神戸感も春感も感じない。(強いて言うなら樹のラップパートが春のことを示しているのかな?ってくらい)
あと英語が多いので、歌詞の意味がスッと入ってきにくいなぁという印象。(これはシンプルに私が英語弱者なだけかもしれない)案外英語の歌詞ほど訳せば直接的だったりするんですけど、NAVIGATORに関してはそうでもない気がします。
今思うとこれ、当たり前なんですよね………だって初めてちゃんとNAVIGATOR聴いた時、アニメまだ2話しか放送されてなかったからね。神戸感とか春感とか、何を以てそう思っていたのか逆に教えてほしい。
一応言い訳させてもらうと。2話時点では富豪刑事がこんなゴリゴリに重い展開になると思ってなかったんですよ……。どっちかって言うと、アニメというよりギャグ有りの刑事ドラマに近いな~とすら思ってました。アニメっぽい要素と言えば、神戸周辺のオーバーテクノロジーくらい?なんて。そのオーバーテクノロジー、超重要やで……って言いたいね、当時の自分に。
そんなことを思っていたので、シリアスかつ惑ってそうなNAVIGATORの歌詞とはミスマッチなのでは?と感じていました、最初のうちは。
しかしその印象も富豪刑事の話が進むにつれて覆っていきました。「疑えるか 見慣れたNAVIGATOR」がどうやらヒュスクのことらしい、と分かった時は本当に鳥肌立ちましたね……。そっから歌詞考察や、正直アニメには全く関係ないと思ってたPVの考察にも手を出しましたね。
そしたらねぇ、ま~~~~~すんごい。ほんとにNAVIGATORの制作に関わったすべての人に土下座をさせてほしい。考察ブログ書いてる人には金一封を差し上げたい。歌詞もさることながら、PVもゴリゴリにリンクしてましたね……。ポーズの違いとか全然気が付かなかった……。
っていう長めの前置きをした上で、こっからが本題です。
人の褌で相撲を取るようで申し訳ないのですが、色んな方々の考察を読ませていただいた上で、NAVIGATORという曲とそのPVが、富豪刑事とどうリンクしているのか考察してみました。
NAVIGATORのCG世界とバーチャル都市N.City
PVに関して色々考察を読ませていただいたのですが、概ねジェシー=神戸、樹=春であり、CG世界は虚構で実在しない。そのことをSixTONESが暴き、最終的にCG世界は崩壊する、という認識で合ってますかね?
そういうことにします、じゃないと話が進まねぇや。ライトや謎の空間などを含めた考察も面白かったんですが、今回は一旦置いておいて、CGの世界に焦点を合わせます。
皆さんはツイッターにこんなアカウントがあるのを知っていますか?
2020/09/07
— Kambe Conglomerate N.City Live Camera (@NCity_Livecam) 2020年9月7日
N. City live camera.
No abnormality.#whoistheNAVIGATOR #神戸財閥 pic.twitter.com/FdftM62XEA
アカウント名は「Kanbe conglomerate N.City Live Camera」。フォローは三人で富豪刑事の公式にソニーミュージック、ノイタミナ。同時にこれらのアカウントからもフォローされています。マークはついていませんが、間違いなく公式でしょう。
bio欄には「バーチャル都市N.Cityの定点カメラの映像を配信中。このアカウントは神戸財閥が管理しています。(以下英語訳)」とあります。
いやバーチャル都市N.Cityとは??????
そんなもの、私が見てきた富豪刑事全8話に一度たりとも出てこなかったが??????
話を戻しましょう。
ツイート内容ですが、毎日18:00に
2020/〇/〇(その日の日付)
N.City Live camera.
No abnormality.
#whoistheNAVIGATOR
#神戸財閥
という文言とともに、30秒ほどの映像が載せられています。アニメの放送日にだけその下に「check-〇(放送話)(放送回のタイトルの英語訳)」が追加されますが、それは置いておきます。
日付、N.City以下略はいいでしょう。bio欄に忠実です。
問題はその下の「No abnormality」、日本語にすると「異常なし」。
いや~まるでこれから異常が起きるかのような言い方ですね!!!!!!
何も起こらんかったらわざわざアカウントなんて作りません
さらにその下のハッシュタグ「whoistheNAVIGATOR」。このNAVIGATORが「疑えるか 見慣れたNAVIGATOR」のNAVIGATORだとしたら、恐らくヒュスクの筈。これを代入して訳すと、「誰がヒュスクか?」になります。
いや分っかんねぇよ……ヒュスクってそもそも人なん……?
ちょっと話逸れますが、富豪刑事のアニメの中で、神戸大助はちょくちょくヒュスクに「あなたにはその権限がありません」と拒否されています。しかし8話で鈴江さんは「屋敷で一番の権限を持つ大助さんに来てもらわないと(以下略)」と言っています。
じゃあヒュスクに命じる最高の権限を持っているのは誰なんでしょうか。おそらくは、8話でその姿を見せた、大助の父である神戸茂丸ですよね。つまりヒュスクに頼る大助では、その上の権限を持つ茂丸には勝てない。
8話で大助が長さんと武井さんを見捨てたの、自分が行ってもダメだと判断したからじゃないでしょうか。なんなら、もし戻ったら春が意地でも助けようとすると思ったから、春を守るためにあえて戻らなかったとか。大助のこと美化しすぎですかね?
余談ですが、4話は大助が財布もヒュスクも置いてきた回でした。春とともにヒュスクに頼らない生活を送った大助でしたが、ヒュスクが不穏な動きをし始めたのが直後の5話からだった辺り、ヒュスクとの決別の暗示だったのかもしれませんね。
次行きましょう。
一番問題の定点カメラ映像ですよ!!!
もう一度張りますよツイート。よく見てください映像を。
2020/09/07
— Kambe Conglomerate N.City Live Camera (@NCity_Livecam) 2020年9月7日
N. City live camera.
No abnormality.#whoistheNAVIGATOR #神戸財閥 pic.twitter.com/FdftM62XEA
ヒュッ……(息を吸い込む音)(呼吸困難)
い、一緒だ……。
ついでにもひとつ。さっきのツイートからツイッターに飛んで、アカウントのヘッダーを見てみてください。
見覚えありませんか?
そうです。
うっ……(動悸)(眩暈)(息切れ)
ジェシー(=神戸)と樹(=春)が飛び込んだ先はバーチャル都市N.Cityだったわけです。
これはつまり、茂丸が待ち構える本拠地N.Cityに神戸が乗り込んでいき、春も迷いながらも意を決して後を追う、ということなんでしょうか……。いや分らんけど……先の展開が楽しみですね……。ちなみにN.Cityを茂丸の本拠地としたのは、例のアカウントのアイコンが8話で登場した第三研究所のある別荘のマークと一緒だったからです。8話見てぶっ倒れるかと思った。
付け加えると、NAVIGATORの曲中に二度出てくるジェシーの”…PICHED UP”、訳すと「到着した」って意味らしいんですけど。”バーチャル都市N.Cityに”ってことかもしれないですね。
CDについてくる歌詞載ってる冊子(名称あったら教えてください)を見ると、この二度の”…PICHED UP”とラップパートだけ文字が斜体なんですよね。”…PICHED UP"はジェシー(=神戸)、ラップは樹(=春)とすると、斜体の部分は「キャラクター自身の心情または発言」と捉えられるのかなぁなんて思いました。
終わりに
いや~~~~~~富豪刑事めっちゃおもろい。マジで、全人類見てほしい。この高揚感とお預けのモダモダ感を味わえるのは、リアルタイムで観れる今だけ!!みたいな。
あとだいぶ展開がシリアスになってきた時点でマジかよ……とは思ってたんですが、長さんと武井さんが割とグロめにあっさりと死んで、流石に驚きましたね。調べてみたところ脚本の方、「ジョーカー・ゲーム」、「91days 」、「憂国のモリアーティ」、「屍者の帝国」などを手掛けていらっしゃる方だったらしく、色々納得しました……。ゴリゴリにシリアス得意の人じゃん!!
一応これからの展開予想としては、「死んだとされていた神戸茂丸と佐伯部長(もしかしたら重要参考人の女の人も)はバーチャル都市N.Cityで生きていて、大助は躊躇なく乗り込んでいく。何かしらのハンデがあり(鉄板だと元の世界に戻れなくなるとか、SAOかな?)春は躊躇うが、意を決して着いていく。最終的にバーチャル都市N.Cityの破壊に成功する(PV的に)」って感じですかね。
これ春死ぬかもな~。神戸は死んでもいい、何なら心中するつもりで乗り込んだのに、春に庇われて生き残るとかありそう。鈴江さんは親戚としか言われていないけど、結局何なんだろうな……。実は小百合さんとかありそうで怖い。あと長さんと武井さん、実はバーチャル都市N.Cityで生きてるとか無いかな~!!!無いか……
最後に、このブログを書くにあたって、参考にさせていただいた考察ブログを張って終わりにしたいと思います。この方のNAVIGATORの考察、第3弾+番外編の計四本あるので全部読んでほしい……。
それと勿論これも忘れちゃいけねぇ。
本当に、まず富豪刑事というアニメを作ってくださったフジテレビさんにCloverworksさん、OPにSixTONESを起用してくださった制作スタッフさん、素晴らしい曲とPVを作ってくださった作曲家さん作詞家さんに監督さん、そして何より担当してくださったSixTONESの皆さんに感謝の言葉をささげたいです。おかげさまで最高のアニメとアーティストに出会えたと思う。
SixTONESに関しては全然触れられていなくて申し訳ないけど、これからいっぱい書く(予定な)ので許してほしい。
とんでもねぇ長さになってしまったけど、読んでくださった方は有難うございました!!掛けてくださった時間に見合うものを提供できていたら幸いです。では!!